夏から秋への移ろい

碧空は茜色に染まり ふと寒さを覚える飛騨路でございます。

 

いよいよ10月の声を聞き 玄関も 柿や蜻蛉など

秋を奏でるものたちで飾ってみました。

 

衣類も衣替え。 着物も単衣から袷に、

夏に涼やかさを演出してくれた 夏座布団や 簾戸も役目を終え

蔵に片付けられました。

 

どの家庭でも 最近では年越しの仕事になっている障子の張替えは

元来10月の始めに 片付けてあった障子を出した時に行ったものだったそうです。

職人仕事と云えるこの障子張りも 当館のスタッフがプロ並に仕上げてくれますが

当館もまだまだこれから。。。

 

障子は明るい外の光を入れながら外気も遮断するという優れもので

温度や湿度の変化に応じて目がつまったり開いたりして

通気と保温の役割を果たしてきました。

今ではインテリアの一部といった感が多いのですが

秋の日に 真っ白な障子を見ると

どことなく 身の引き締まるような思いをし

また 自然に寒い季節に向かっていくのを感じます。

 

飛騨は間もなく最も鮮やかな季節を迎えます。

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