飛騨職人の技に支えられて。。。

荒城川沿いに臨む、当館の大蔵の壁の修理が始まりました。

壁が剥がれ落ちているのを発見したのは3ヶ月ほど前、
最初は僅かな場所だったものが 
雨風に当たり見るも無残になってきたので
重い腰をようやく上げ 取り掛かりました。

飛騨古川は白壁土蔵のしっとりとした町並みが印象深い小京都で
瀬戸川沿いには 白壁の美しい蔵が立ち並んでいます。

蔵があるということは それだけ蓄えるものを持つということで
単なる貯蔵庫としての建物ではなく 
富の象徴としても考えられていたようです。

蔵といえば土蔵、
優れた防火機能を持ち 何層にも塗られた土壁は
20センチから30センチの厚みがあり、
また 窓や入り口の扉は段差をつけて
どんな小さな火の粉からも 
蔵の中を守ってくれるよう考えられています。

一般的な土蔵のイメージは、真っ白に塗り固められた漆喰壁。
今回の修理はその漆喰の塗り替えです。
DSC06327.jpg

当館の大蔵はちょうど玄関と招月楼の間にあります。
明治43年の建物で 大きさは6間に4間と大きく
昭和2年に購入した当時 壱千円、手数料は五拾円と記録があります。

曽祖父の覚書や女将さんの記憶によると 
今日までの間 一度も塗り替えたことがなく
昔の材料のよさ、仕事の丁寧さを実感しています。

飛騨市には 蔵をはじめ こういった昔のよい民家がたくさん残っており
これらの建物を利用して 田舎暮らし体験も行っています。

黒光りする重厚な柱と梁、
時にみがかれた日本の風情に横たわりのんびり過ごす。

そんな時間を体感したい方 いつでもお手伝いをします。

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