ご当地グルメ“あぶらえ”

“あぶらえ”というと俗名?地域名?なので
お判りにならない方が多いかと思いますが

エゴマ

以前にもこれについてはコメントさせていただいたかと思いますが
飛騨地方では、焙って香ばしくして、すり鉢にあて
ジャガイモやサヤインゲンなどの煮たり湯煎したりしたものに絡ませて頂くのが
在郷料理(ざいごりょうり)”としてポピュラーで自慢もできる郷土料理です。

九州出身の主人などは「小鳥の餌など」
と最初こそは敬遠していましたが、今ではすっかり虜になっている模様。

とは申せ、この辺りだけの特別な食材かと思っておりました。。。

まだまだシーズン真っ盛りで
専ら雑誌やネット上での“仮想グルメ旅行”を
暇を見ては楽しんでおりますが

発見しました!

えごま煎餅

家庭画報さんの特選ショッピングカタログに。

北海道産のうるち米と福島産のエゴマ、埼玉の醤油、沖縄の砂糖を使用して
最終加工地は東京都。

この表記だけでも少なくとも東北地方では食されていて
その素材を東京のお菓子屋さんが目をつけるほどのインパクトがあった。。
と推論することが出来ます。

よく先住地の地名や風習や風俗が色濃く残された痕跡を
全国各地で確認することが出来ますが
この“えごま”を食するという現象もそういった流れの中での共通性なのか
痩せた寒冷地という自然環境から、はからずも同じ結果に至ったのか
定かではありませんが
地域独自のものだと思っていたものが
遠く離れた地で“飛び地”のようにして共有されていることに気付いたときには
どことなく嬉しく、歴史のロマンを感じてしまうものです。


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