夜更けの茶会

久しぶりにお茶の稽古へ行ってきました。

月一回の稀有な時間ながら
5月6月とタイミングが合わずの3ヶ月ぶりでした。

仕事を途中で切り上げて夜も9時頃
慌てて車に飛び乗ったまではよかったものの
替えの足袋を持参していないことに気付き
道中テンションは下がりっぱなし。。。

取りに帰る間もなく
えいや、ままよと茶室へにじると
「きゃーっ。」

想定どおり美味しそうなお菓子が鎮座。

入るなり
「リカちゃん、お客様ね。」
と言われ
いただいた主菓子は『漁火(いさりび)』と命名された葛のお菓子。

鶯餡をやさしく包む葛との絶妙なバランス。
甘さのいい加減な餡も、これでもか、、というほど
タップリでしたがペロッといただいてしましました。

ちなみに同じようなお菓子で『篝火(かがりび)』
と名付けられた朱色のものもあるそうです。

そしてもう一つは有名な『水無月』。

時遅れですが
定番の△に小豆がのっかったもの。

下地は“ういろう”でモチモチ系好きな私にとっては
スイートスポット。

そしてこれらは全て先生の手作り。

本来、茶とは点前だけでなく
懐石もお菓子も全て自らが為すべきもの。

ベルトコンベアのような茶会ばかりのこのご時勢で
なんとも美味しく心洗われるひとときでした。

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