美味しさの秘訣

昨日は二十四節気の「大寒」でした。

小寒から立春の前日までの約1ヶ月間は「寒中」といい
そのど真ん中にある20日が一番寒い日ということだそうです。

この寒中の気温により 
できの良し悪しが違ってくるといわれる 飛騨の地酒。
この時期に作られたものは
「寒造り」や「寒仕込み」といわれ
根強い人気です。

古川の渡辺酒造店 蒲酒造場の両酒造でも
「初汲み」の吟醸酒や冬季限定の「一番にごり」が出ました。

日本酒は冷たくして飲んだり 
温かくして飲んだりと 
好みにより色々な味を楽しむことができます。

温度は独特の呼び方があり とても風情があります。

少し紹介すると
雪のように冷たい5度前後は「雪冷え」
10度前後は「花冷え」
15度前後は「涼冷え」

お燗の場合は
30度前後で「日向燗」
35度前後は「人肌燗」
40度で「ぬる燗」
50度は「熱燗」それ以上になると「飛び切り燗」というそうです。

ちなみに 古川では「飛び切り燗」のことを
「真宗寺燗(しんしょうじかん)」といいます。

先々代の真宗寺のご住職が
持てないほどの熱いお酒が好きだったことから 
今でもこういわれます。

今朝も気温は-10℃
寒い夜は日本酒で一杯どうですか。

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