神様の目印

門松は、歳神様が下界に降りてくるときの目印と考えられ
玄関先に飾ります。

この歳神は、別名を
「お正月さま」とか、
「若年さま」とか、
はたまた「歳徳神」などとも呼ばれ、
正月に家々に迎えられる神々をいい、
昔は年棚(としだな)とか恵方棚(えほうだな)を
毎年新しく設えて祭ったそうです。

最近では 当館もそうなのですが 
もともとある神棚をきれいに清めそのまま使います。

神前には、神酒や鏡餅、白米、かち栗、干柿、
昆布、するめ、塩などを供え、
神様がお越しになる準備を整えました。
 
門松は、地方によって色々な特色がありますが 
正式な門松は、竹を三本束ねて、まわりに松をあしらい、
むしろで包んで、
荒縄で三ヶ所を七五三(下から七、五、三巻と、筋目を見せる)に結び、
雄松、雌松と対に立てます。

今日は「ひだ生花」さんが 玄関先で見る見るうちに作り上げ
立派な門松が出来上がりました。

門松は、31日に用意することを「一夜飾り」といって
さける習慣があります。

正月は歳神様をお迎えしますので、
一日だけでは、神様を迎える誠意が足りない!!
ということだそうですので 
新年は前々から段取りを組んで
迎えなければならないということですね。

ちなみに、「餅つきの日」同様、
29日に準備するのは、「九松」といって
「苦待つ」に通ずるということから嫌われるので 
概ね28日までに立てかる家が多いようです。

当館も今日ようやくたてることができ
準備万端です。

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