皐月の週末

山里の飛騨では、平地と違って『田植え』は概ねGW明け。

飛騨の人々は、兼業農家というわけではないのですが
おおむね“兼業務め人?”と思われるほど
いわゆる、自宅で家庭菜園とはいえないほどの大掛かりな規模の田畑を持っている方が
大勢いらっしゃいます。

皆々は、やはりお休みが土日の方が多いので
皐月の週末ともなると、そこかしこで家族総出で農作業。

時として、数軒で耕運機を共同購入されていたりもするので
他の家族の方達と『講』のような感じで
お互いに作業を各週順番で手伝い合う光景も目にされます。

当館のスタッフの中にも
「来週末、田植えやもんで、お休みを。。。」
という方が続出。

いつもこの時期の週末のシフト構成には悩まされます。

とはいえ、そういう自給自足的な風土が色濃く残っているから
この貨幣経済全盛の時代にあっても、“拝金”的な思想がこの地方の人たちには
あまり感じられないのかもしれません。

ひいてはそれが、『対価に対するサービス』ではなく
『ご縁があったから精一杯もてなしたい』というDNAを引き継がせ

“飛騨の人は温かい”と思っていただける大きな要因になっているのだと思います。

ちなみに 当館でも 仕事の合間を縫って
スタッフ総出で八ツ三農園に出かけます。
先日は接客スタッフの 杉田さん、石田さん、長谷さん、中屋さんが出陣。
普段は着物姿の「大和なでしこ」たちも
この日ばかりは あなた誰!?といった出で立ちです。
杉田さん
接客スタッフ農園にて

One Comment

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    PASS:
     精巧なからくり人形をのせた
    豪奢な屋台がわすれられない
    高山祭で垣間見た
    飛騨の匠の心意気にもっと触れたいと
    岐阜県に出掛けた
     車窓から見えるアルプスの白い稜線が
    晴れた空に弧を描く
    飛騨古川駅で降り
    今夜の宿
    「八ッ三館」へ向かう
     明治時代
    飛騨の農家の娘たちは吹雪の中
    峠を越え
    長野県の製糸工場へ出稼ぎに出た
    160年以上も続く八ッ三館は
    小説や映画
    「あゝ野麦峠」の舞台でもある
     露天風呂でしばし疲れを癒した後
    飛騨牛やほばみそを堪能すれば
    身も心も温まる
     次の朝・・・・・以下略

    「ちちんぷいぷい」見損ねました
    伺う時が有れば
    シアタールームでビデオ録画を

    秋公開の「ゼロの焦点」を楽しみに
    しています

    インフルエンザは収束期に向かっていますが
    梅雨,間も無く
    皆様の体長管理と
    食品衛生に
    万全の用心を
    重ねて
    宿の繁栄を祈願しています

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