祭りの余韻と、新たな出会い

古川祭が終わってから、気づけばもう10日。
あれほど町中に満ちていた熱気も、
すっかり日常の静けさへともどりました。
とはいえ、どこか心の奥にはまだ、
あの高揚感の名残がふんわりと残り
早くも来年の祭りを楽しみにしている私(笑)。
そんな中で、今年は新たな試みとして
「金蔵獅子練習見学ツアー」を始めました。
5月4日に例祭を迎える国府町広瀬の練習に、
毎晩お邪魔させていただいています。
金蔵獅子は、物語に沿って舞われる獅子。
一つひとつの動きに意味があり、
しなやかさの中に力強さが宿っています。
実際に間近で拝見すると、その動きは想像以上に激しく、
舞い手の方々の息遣いや集中力がひしひしと伝わり
簡単に受け継がれてきたものではないのだと、
あらためて感じさせられます。
広瀬という小さな集落の中で、
こうした素晴らしい伝統文化が、今もなお大切に守られ、
息づいていること、そのこと自体が、とても尊く、
そして心が打たれました。
どこの祭りも本番だけでなく、そこへ向かう日々の
積み重ねにもまた、深い思いがあり魅力があります。
汗を流し、声を掛け合いながら、
ひとつの舞を作り上げていく時間。
そこには、人と人とのつながりや、
土地に根付いた想いがしっかりと息づいています。
この見学ツアーを通して、“見えにくい大切な時間”も含めて、
飛騨人が大切に守っている文化を
感じていただけたら嬉しく思います。