春のお彼岸

弥生に入り 雨の日もあったせいか 
今年はわりと早く春の訪れを感じます。

雨といの雪解けの音を聞きながら 
今か今かと春の訪れを待ちわびる飛騨人がまず心待ちにする野花。

先日から注視していた「さんしゅ」のつぼみが今朝、
可愛い黄色の花を咲かせました。

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私が館内にて“春の訪れ具合い”を確認する『アンテナ・ツリー』をご紹介します。

まずは 今日かわいい花を咲かせた“さんしゅ”
大浴場“せせらぎの湯”へ向かう途中の中庭にあります。

2番目はお食事をお出ししている個室料亭“観月”の
左一番奥の部屋の前の“梅の木”
少し蕾が膨らみかけで、あと10日ほど?)

そして最後は同じく梅の木のすぐ脇に大きく高く伸びる“こぶし”
(まだまだ屈強な固い蕾。これが咲いたら、飛騨は春爛漫です)

本来なら4月に入らないと見ることが出来ない
この春告げの可愛らしい花たちと
一足早くご対面が出来たことに、久しぶりに顔がほころびました。

とはいえ 彼の地を思うと。。。 
18日から入った春のお彼岸。
彼岸は到彼岸の略語で現世のわずらい多き世界を離れ 
ユートピアといわれる涅槃の世界に入ることを意味するそうです。

「一花を以て一仏に散らせば、花に因りて尽く弥陀を見ることを得ん」
散華法会のように 花としての命は終わったが 
見る者にとってはまだ生きている、

東北の地において 命を絶たれた人々のことを 
誰もが決して忘れてはならない
そして 今このときを原発の最前線で戦っている人がいることを
決して忘れてはならないと 改めて思う今日この頃です。。

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