今年はなつめがよく実をつけました

飛騨ではおなじみの「なつめ」の木。
原産地は中国で、古墳時代に渡来したと言われています。

今でも漢方薬として、強壮・解熱・疲労回復・声がれなどに効果があり
干して使うことが多いそうです。

他の地方ではほとんど見かけることが出来ないそうですが、
飛騨では どこの家でも「なつめ」の木がたくさんあり
子供のころ りんごの味に似たこの「なつめ」を
生のままよく食べた思い出があります。

漢字では 『夏芽』と書きます。 
春が過ぎ 春が過ぎ初夏の気配が訪れる頃
ようやく芽がでるので「なつめ」と言われるようになったそうです。

定番は甘くお砂糖で焚いた甘露煮。

甘みの濃度が濃いと 皮がしわを組んでしまうので
黒豆を炊くように薄い砂糖水から順に濃度を上げ 仕上げていきます。

おやつ代わりでもあり おかずでもある「なつめ」ですが、
最近は食生活も変わり、あまり食べなくなったようで
収穫されずたわわに赤く実ったなつめの木を 見かけます。

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