金山総料理長の手遊び

閑散期のこの時期。

専門書かスポーツ新聞(冗談です!?)に没頭する総料理長が
色々と面白いものを提供してくれます。

昨日は『煎り酒』なる調味料を“復刻”してくれました。

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読んで名の如く
煎った米やら梅干し、鰹節、昆布やらを
日本酒をベースにして仕込んだ出汁のようなもので
醤油が普及する以前の室町時代にそれと同じような使われ方をしていたそうです。

既に醤油慣れした舌にはやや押し出しの弱い味付けのような気がしましたが
減塩志向などの追い風を受けて
現在世間でも少しばかり息を吹き返しているとのこと。

早速、今月から“お造り”としてお出ししている
『河ふぐの薄造り』と合わせてみると
単体では合うものの、薄造りの見栄えに欠かせない紅葉おろしとの相性は×。

折角だからどこかで使いたい(遊びたい?)とのことだったので
温物や汁物の隠し味として出てくるのか
それとも、時代考証がマッチングする当館伝承の宗和流本膳料理の
いずこかでお目見えするのか
スポーツ新聞に顔を埋めて居眠りする(冗談です!?)総料理長の思いや如何に。


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