一雨ごとに涼しくなって。。。。
節分過ぎの雨は陽気の変化を劇的にさせますが
こと今年の雨は熱しきった日本各地をクールダウンさせてくれる
恵みの雨ともいえるのではないでしょうか。
しかしながら、この時期この雨を恨めしく思う方達が
「飛越（ひえつ：飛騨と越中富山）」に居ます。
世に名高い富山県は“越中八尾”で行われる
胡弓の哀愁を帯びた音色と
艶やかな女踊り
そして凛々しい男踊り。
その歴史と見た目の美しさ、そして町の方の気合の入れようからして
いわゆる民謡の世界の最高峰と呼んでも過言ではないでしょう。
９月１日から３日までが本祭となりますが
その本祭、あまりの人出の多さ（人口１万５千程度の町に二桁万人のギャラリー）に
２０年程度前から前夜祭と銘打って
８月２０日から３０日までの間
全１０町内が稽古かたがた交替で町を練り歩く催しがございます。
当館も安政年間の創業者が“八尾”出身の三五郎（よって屋号が八ツ三）
ということもあってか
車で１時間（本祭時は祭り渋滞があるので２時間近く）という距離にも関わらず
本祭の折は早々と“満室”マークが出てしまいます。
最近では本祭はとても“近づく”ことすら出来ない、と
前夜祭にお越しになる方も多くいらっしゃいます。
今日も実はそのような予定の方達がいらっしゃり
行程では午後３時半ころより「早飯」をされ
午後５時には当館を出発。
６時半頃から初秋の音色に身を委ねる、と
計画されているのですが。。。。。
人によっては車一台分くらいの費用をかけて
自腹で用意する「胡弓」は
雨は大敵！
小雨でも練りはなくなってしまいます。
予報よりも早い時間から当地にて降り始めた雨ですが
一山越えた八尾の地において
夕刻からは薄日が差してくれることを今から願うばかりです。
