ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが 私で八代目となる八ツ三館は代々女系家族。
大女将は一人娘、私は三人姉妹の長女、若女将は2人姉妹の長女。。。。
万世一系?だったのは初代と六代目だけ、というかなりの筋金入りなのです。
そんな女系旅館の特徴が如実に現れるのが、雛祭り。
江戸の安政年間に創業した我が家は
明治後期の古川大火(町並みの8割以上が消失したそうです)で一度「灰」になり
その後、明治38年に再建した本館を中心に今でも往時のたたずまいを伝えておりますが
お雛様たちも、その頃のモノから、大正、昭和、平成と
各時代の女衆にまつわる人形が所狭しとひしめき合っております。
年に一度のことですが 館内に飾るようになったからは
「もう家には飾らないから 八ツ三館で飾って~」とお声掛けいただき 譲り受けるお雛様も多く
その数100体は悠に超えているのではないかと!
これまでは ご宿泊客、または会食などでご利用いただくお客様のみのお楽しみでしたが
今年はそなたでもご覧いただけるように 企画いたしました。
時間は11:30~14:30
入館料 1000円(二十四のチケット付き)でご覧いただけます。
年に一度のハレのお雛様達をぜひこの機会にご覧いただければと思います。
明日からは、解説かたがた“メイン”の雛たちをご紹介していきたいと思います。