行く秋

今年の紅葉はきれい~
とは言えないものの
秋ならではの景色をご覧いただいています。

昔は秋に木の葉の色付くことを
『もみじ』と呼び
万葉集では“黄葉”
(これを もみち と読んだそうです)を詠んだ歌の方が
紅葉よりずっと多いそうです。

いつの間にか秋と云えば“月と紅葉”
そして紅葉と言えばその名の通り楓(かえで)たち
『真っ赤』に彩られるものが
浮かんでくるようになったのではないでしょうか。

万葉の頃とは山々の木種分布も
大幅に変わってきているので
そうなるのも自然のことですよね。

春先には対岸一面に咲き誇る桜や
お寺や小学校にある銀杏が
半ば鮮やかに、半ば散り急いでいる、そんな風情を感じると
紅葉狩りへと山へ分け入らなくても
町なかで十分楽しめる
秋のご馳走です。

2~3日前から
朝の気温が0℃前後になりました。
いよいよ冬の訪れです。