いよいよ『祭り』臨戦モードです

音に名高い古川祭り”の
神楽台(かぐらたい)を預かる当町内=向町(むかいまち)
の『若社(わかしゃ)』の練習が昨日より始まったようです。

若社とは、古川祭り“夜の部”の助演男優賞を担う「付け太鼓」を構成するメンバーで
各町内によって、それぞれ入会基準が異なっております。

向町の若社は、『向町奏楽部』と呼ばれ
荒々しい付け太鼓の興行?だけではなく
神様をお乗せして全ての屋台の先頭を切る、露払いとしての“獅子舞”
そしてその“お囃子(笛)”
厳粛かつ荘厳さを帯びた大中小の“鼓”
向町の神楽台

を取り仕切る重要な役目を負っております。

これからの約一月の間、数日のお休みを除き
午後7時半から10時過ぎまで(後半30分程度は“懇談”という名の飲み会らしいのですが)
毎日のようにそれらの練習があるわけです。

練習会場は当館から直線で200m程度の距離にある公民館なので
風の吹き具合によってはクリアなサウンドが耳元まで響いて参ります。

“付け太鼓”が助演男優賞なら、大きな櫓太鼓を勇み打ちする“大太鼓”は
有無を言わさず主演男優賞になります。

前述しましたこの“主事”が今年、当町内の当番でして
大太鼓の脇で踏ん張る『横打ち』と
大太鼓にまたがる『上打ち』という役も輩出致します。

向町におきましては、向町奏楽部に在籍して真摯に神事に取り組んできたこと、が
この栄誉に浴する条件となります。

今年は、当館の経理チーフの古田君が(キチンと練習に出ていれば)
『横打ち』デビュー出来る予定です。

町内によっては、各家の長男しか乗れないとか
ややもすると封建的と捕らえられかねない選考基準もある中で
“貢献度”を基本に選考する当町内は、かなり“民主的”だといえると思います。

普段はフロント部門の中でも比較的遅番中心のシフトに就くことが多い彼ですが
これから祭りが済むまでは、“祭りシフト”で早番メインに切り替え
しっかりと修練と貢献をしていただき
立派な『横打ち』を務めていただきたいものです。


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